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その意味は?

昨日、アップしそこなったものです。もしかして、しないほうがいいという神様のお告げだったのかも?!




きす、キス、kiss、ねえ?あのときどんな気持ちでキスしたの?ねえ、教えてよ。・・・トラップ。

初めて、トラップとキスをしたのは、彼がものすっごく呑んだ日だった。
その日、バイトの給料日で頑張ってくれたからと、いつもより多めにもらえたからといって、トラップとクレイは、猪鹿亭で遅くまで呑んでいた。
あまりに遅いので、他のメンバーはすでに夢の中だったので、一人で迎えにいったのだった。
「もー!!いつまで呑んでるのよ!!お店にも迷惑でしょ!!ごめんね。リタ。すぐにつれて帰るから」
「いいわよ。パステルも大変ねー。一人で大丈夫?」
「ごめん、パステル。ついのみすぎちゃってさー、ほら!トラップ!帰るぞ!」
「おーー!!パステルじゃねーか!!なんだ?おめえも呑むか?」
「ばかなこと、いわないの!!ほら帰るよ!!ありがとう、リタ。じゃあ、おやすみなさい」
「ええ、おやすみなさい。気をつけてね」

立ってるのがやっとのトラップを二人で支え、ようやく家にたどりつく。
「おっ重いーー!!もう!ほら、ベットだよ!!頑張って階段登って!!」
「ういーー!!おれはまだまだ呑めるぞー!酔ってなんかねーんだからな!!」
「はいはい、わかったから!!みんなもう寝てるんだから静かにしてよ!!」
何とか間とか、部屋に入る。その頃にはクレイも限界だったらしく、自分のベットに倒れこむと寝息を立て始めた。
「ほら、ジャケット脱いで!!今日はもう寝なさい!!」
「んー、やっぱ、パステルは優しいなー!いい嫁さんになるぞー。」
「はいはい、ありがとね!!はい、もう、おやすみ」
珍しくほめてくれたのは嬉しいけど、酔っ払いの言う事だし、適当に流すと、
「ああ?なんだあ?おめえ、俺の言う事信じてねーな!そんなやつには、こうだ!!」

チュ!!

えっ??

「へへへ、ざまーみろ・・・!ぐーーーー」
にやりと笑うとそのままトラップはぐっすりとねむってしまったのだった。

何?何が起きたの?今のってキスした?なんで?
訳がわからなくて、しばらく呆然としていたけれど、気持ちよさそうに眠るトラップをみていると、だんだんむかむかしてきた。
ぼかりと頭を拳骨で殴って、私は自分の部屋に戻ったんだ。

翌日、ひどい二日酔いだった、トラップには昨日の記憶はなかったのが余計に私は腹が立った。
それからしばらく、むかむかしてトラップを無視してたんだけど、みんなも心配しているし、相手が覚えてもいないことを、いつまでも怒っていても仕方ないし。いっそ、私も忘れる事にしたほうがいいのかもしれない・・・。

そんな日が何日か続いたあと、ある日の夜、私は久しぶりに両親の夢を見た。
あの日から、なんども繰り返される悲しい記憶。最近は少なくなってきたけれど、けれどどうしても見てしまう夢。

「嫌!お父さん!お母さん!・・・行かないで!!・・・一人にしないで!!!」

その時風が動いた気がした。誰かはいってきた?
夢うつつのまま、なんとなくそう感じていたけれど、目は覚めてはくれなかった。

ベットの端が少し沈み、細いけれど大きな手が頭をなでてくれ、そっと、流れる涙をぬぐってくれた。

「・・・・・・ひとりで泣いてんじゃねーよ。おめえはもう一人じゃねーだろ?みんなも、俺もそばにいる。俺がずっといてやっから。・・・だから、明日になったらまたいつものように笑うんだぞ!!」

そしてそっとキスを残し音もなくトラップは出て行った。

ゆっくりと起き上がり扉をみつめる。今のは夢?ううん、ぬぐわれた涙のあとが、唇に残るやわらかさと、温かさが夢じゃない事を教えてくれる。

なんで?何でキスしたの?
何で、私嫌じゃないの?前にキスされたときはあんなにむかむかして、怒ってたじゃない!!
でも、今回のキスは嫌じゃない。ううん、むしろなんだか嬉しかった。
なんで?
わからないよ!!

ねえ、トラップ!教えてよ!この気持ちは何?トラップのキスにはどんな意味があるの?



翌日、どうしても知りたくて私はトラップを家の裏に呼び出した。
「なんだよ、さみーだろ!話ならいえのなかでしたらいいじゃねーか!・・・それとも人に聞かれたくねー話か?」
「・・・・・・・ねえ、この前、私が怒ってた理由わかった?」
「・・・いや。わかんねーよ。おれ、なんかしたか?酔ってて、まったく覚えてねーんだよ。なんかしたならわりい。」
「あの日、あなたはこうしたのよ!!」

そっと、唇をあわせる。
トラップはいきなりの事に目をまるめている。

「ねえ、なんで?何でキスしたの?きのうだって・・・!!」
「おめえ、おきてたのか・・・!!」
「ねえ、教えてよ!!何でキスなんてしたの?何で私はいきなり、そんなことされて嫌じゃないの?わからないよ!!あのキスにどんな意味があるの?!!」
「それって・・・!!」
涙が溢れて止まらない。

そっと、トラップに抱きしめられながら、
「・・・なあ、しりたいか?俺がキスした意味を。おめえが嫌じゃなかった意味を・・・。」

こくんとうなずく。

「その意味はな・・・                            」

ああそうか、それが答えだったんだ。

そして、私たちはいつまでも抱き合っていた。
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こちらは、フォーチュンクエストの非公式ファンサイトです。

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