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お見合い!?  3

「なんなんですか!!パステルさんは、今、僕達と食事をしてるんですよ!!あなたには何も関係ないでしょう?」
慌てて立ち上がったマークが、突然現れたトラップに食って掛かる。
「彼女は、今、僕とお見合い中です。単なる仲間であるあなたには関係ないでしょう!!その手を離してください」
「そうですわ!!まあー、マークったらなんて男らしいんでしょう!!」
「けっ!何が見合いだよ。惚れた女一人、親の力がなきゃ口説く勇気もねえような、甘ったれにパステルはもったいねーんだよ。それに、俺は単なる仲間じゃねえ。その意味わかるな?ホレ行くぞ!!」
突然の事で訳のわからないまま、
「あの、ごめんなさい。私、今回のお話無かったことにしてください。本当にごめんなさい!!」
ぺこりと頭を下げると、まるで、わかっていたとでもいいたそうな、女将さんが目で合図してくれた。
そして、そのまま引っ張られるような形で、ホテルを後にした。



ずんずんと、無言のまま歩くトラップ。何でこんなに怒ってるんだろう?
それに、さっきなんていってたっけ?「何が見合いだよ。惚れた女一人、親の力がなきゃ口説く勇気もねえような、甘ったれにパステルはもったいねーんだよ。それに、俺は単なる仲間じゃねえ。その意味わかるな?」だっけ?
どういう意味なんだろう??

「ちょ、ちょっと待って!!慣れない靴で、足が!!」
そう、はきなれないパンプスで、結構なスピードで歩くトラップについていってるもんだから、かかとに靴擦れが出来てしまった。
「・・・・・・わりい」
そういうと、きょろきょろと周りを見渡し、近くにあったベンチに座らせてくれた。
そして、持っていたハンカチを足に巻いてくれると、そのまま私の隣に座った。
「ねえ、どうして私があそこにいてるってわかったの?ってゆうか、何で迎えに来てくれたの?」
「・・・なんでって、そりゃおめえ・・・。」
じっとトラップの顔をみていると、ぶすっとした表情で、
「そんなことより、なんなんだよ。何でいきなり見合いなんて話になってんだよ!!」
「それは・・・」
そういえば、トラップには今日の事いってなかったっけ?
一通り説明すると、トラップは大きなため息をついて、がっくりとうなだれた。
「はあーーーーー、なんだよそれは!!おめえもおめえだ!!困ってたからとか、服やら買ってもらったからってほいほいそんなことしてんじゃねーよ。こっちのみにもなれってんだ!!いきなりおめえが着飾ってでてくし、キットンに聞いたら、おめえに一目ぼれしたやつが、親に頼んで見合いをセッティングして、それにパステルが行ったってゆうし。俺がそれ聞いて、どんなけあせったかおめえにはわかんねーだろ!!本当に勘弁してくれよ・・・」
「ちょっと、確かに安受け合いしちゃったけど、何で、トラップがそんなにあせったりこまったりするのよ?」
「・・・本当に、おめえって、鈍感だよなあ。何でここまでして、ここまで言ってわかんねーんだよ?」
「なによ!!鈍感鈍感って失礼ね!!どういう意味なのよ!!」
「だーーー!!それが鈍感なんだつってんだろーが!!ちょっとは考えろよ!!誰が、なんとも思ってねーやつのために、見合いぶっ壊しに行くんだよ!!]
「え?・・・それって・・・」

それって、なんとも思ってないんじゃなくて、特別ってことだよね?トラップの特別が、私?!
まさか!?でも・・・、もし、本当なら・・・。私はどうしたいんだろう?
ちらりとトラップをみてみると、耳まで真っ赤にしてそっぽを向いていた。

なんていえばいいかわからず、もじもじと下を向いてしまってると、
「帰るぞ。みんな待ってんだからな。・・・・・・後、さっきの意味が解ったんなら、今晩ルーミィが寝たら表の木のとこで待ってっから。答え、聞かせてくれ。」
「・・・うん。」

私の足を気遣ってかゆっくりゆっくりと手を繋いだまま家に帰る。
トラップ、本気・・・なんだ。私は・・・どうおもってる?
考えなきゃ!!ちゃんと考えて、答えださなきゃ、・・・。


その晩、眠りについたルーミィを残しそっと、部屋を出て行った。
玄関を開けると、木にもたれかかり夜空を見上げるトラップがいた。
私の気配に気がついたのか、こっちを向くと、顎でくいっと向こうに行くと合図してきた。
こくんとうなずいて、その後をついていくと、家から少しはなれたところで立ち止まった。
「・・・・・・意味、わかったんだな?」
「・・・うん」
「答え、でたか?」
「・・・うん」
「・・・・・・俺は、おめえが好きだ。ずっと、ずっと前から、おめえだけが好きだ!!だから、俺の恋人になってくれ!!」
「・・・・・・トラップの言ってた意味を考えて、考えて、もしかしてって思った。冗談なんじゃないかとも。
でも、本気なのかもとも・・・。それで、本気だとしたら、私はどうしたらいいんだろうって。
それで、一杯、一杯考えたんだけど、考えれば考えるほど解らなくなっちゃったの。」
「・・・ああ。そんで?」
「それで、もうちょっとだけ考えさせてほしいって言いにきたの。だって、中途半端な返事はしたくない。
そう思ったから!!それが私の答えだよ・・・。」
「わかった・・・。んじゃあ、おめえの答えが出るまで、今までだって待ってたんだ、後ちょっと位待ってやるよ!!
ただ、これだけ聞かせてくれ、俺の気持ち聞いて、少しはうれしかったか?」
「うん!!うん!!嬉しかった!!すごく嬉しかったよ!!ありがとう!!本当にありがとう!!
ちゃんと考えて、答えを見つけるから!!それまで、もうちょっと待ってて?」
「ああ、でも、これくらいは許せよ?」
そういって、私をぎゅーっと抱きしめて、おでこにちゅっとキスをした。


そうして、二人で並んで夜空を見上げた。
ずっと毎日は同じように過ぎると思ってたのに、こんな風になるなんて・・・。
でも、嫌な気がしない。
もしかして、答えは出てるのかもしれない。
でも、もうちょっと、今の関係でいさせてね?


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