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水面にゆれる花

お題ssのために書いたお話。なんか、パソコンが訳がわかんなくなってしまっていて、なかなか投稿できません!!何とか、きちんと動くようにがんばりますが、それまでここにさらしておきます。
ちゃんと、投稿できるようになれば、他のお話も投稿させていただきますねーーwww
・・・管理人の癖に、ほんとすみません・・・。







「なによ!!信じられない!!トラップのばかーーーー!!」
誰もいない部屋の中、私は大粒の涙を流しながら、叫んでいた。


2週間前のこと、クエストが成功したお祝いに、猪鹿亭で夕食を食べた帰り道、支払いのため一番最後に店を出た私を、珍しくトラップが待っていてくれた。
いつものようにたわいもない話をしながら家路についていると、急にトラップの足が止まった。
「?どうしたの??」
「・・・あのよ、おめえの隣は、俺の場所だかんな。ほかの誰にも譲れねー。その意味わかるか?」
「へ・・・?それって・・・。」
「こんなこと、いくら俺でも嘘はつかねーよ。・・・仲間としてだけじゃなくて、おめえの横は俺の場所。俺の横もおめえの場所そんな関係になってくっれか?」

本当に、びっくりした。まさか!!って。
でも、うれしかった。ああ、私も、きっとそういう関係になりたかったんだっておもった。
「・・・いいの?私で。本当にいいの?」
「おめえ以外じゃ、だめなんだよ!!」

それが、私とトラップが付き合いだしたきっかけだった。
私たちの関係が変わったことはみんなにはすぐにばれて、二人の時間を作ってくれたりした。
幸せだった。
こんなに自分がトラップのこと好きだなんて知らなかった。
親衛隊は相変わらずだったけど、トラップが私を選んでくれたってことが、自信になってどんなことでも気にならなくなった。

けれど、浮かれていたのは私だけだったのかも・・・・・・。
最近、トラップが一人でぶらりと出て行くことが気になった。
いつもなら、誘ってくれたり、行き先ぐらいは言ってくれるのに、「ちょっとな!!」と口を濁すことが度々あった。
気になるけど、重い女だと思われたくなくて、気にしてない振りをした。

そんな私の気も知らないトラップを見つけたのは、さっき、原稿を出しに行った帰り道。
小さな喫茶店で、知らない女の子と二人仲良くお茶を飲んでるトラップ。
私と違って、スタイル抜群の美人な人。
めったに見せない、満面の笑みで女の子と話すトラップは、まるで大切な恋人とのひと時を楽しんでるよう・・・。

私は、見ていられなくて走って自分の部屋に駆け込んだ。
みんなはどこかに行っていて、私は思いっきり泣くことができた。
トラップの恋人は私じゃないの?なんで・・・!!
あなたの隣は私の場所っていってくれたよね?デートだって、キスだって・・・。
なのに、なんで・・・。
そして、私はあることに気がついてしまった。
・・・好きだっていってもらったこと、・・・ない。

その事実に愕然とし、私はみんなが帰ってきた後も、ご飯のときも部屋から出ることができなかった。

「パステル?なんだ?どうかしたのか?はらでもいてーのか?」
トラップが当たり前のように部屋に入ってきて、心配そうに聞いてきた。
「・・・ほっておいて!!」
「なんだ?どうかしたのか?何怒ってんだよ!!」
「ほっておいてよ!!私のことなんて好きじゃないくせに!!他にいるくせに!!」
「はあ?おめえ、なにいって・・・」
「みたんだから!!あなたがすっごくきれいな人と、うれしそうに喫茶店でデートしてるの!!あなたと恋人になれたって思ってたのは私だけなんでしょ?・・・だから、ほっておいてよ!!!!」
「おめえ、それって・・・。だーーー!!ちょっとこい!!」
「離して!!」
トラップは私の腕をつかむと問答無用で外に連れ出した。

ずんずんずんずん歩き、つれてこられたのはズールの森の中。
その間、トラップも私も一言も話さなかった。
「・・・目を閉じろ!!」
「・・・いや」
「いいから!!目をとじろ!!」
トラップのきつい言い方に、むっとしつつも
仕方がなく目を閉じると、そのまま少し歩かされる。
「ここだ。・・・いいぜ?目を開けて。」


そっと、目を開けてみると、そこには月の光の下、小さな湖の上に咲き誇る、薄いピンクの花。
「き。きれい・・・。」
「今が一番綺麗なんだと。バイト先で、ここのこと聞いて、おめえにみせてやりたくなった。でも、みんな詳しい場所をしらなくて、ようやく詳しい事を知ってる奴を見つけたのが今日。おめえがみたっていう人だよ。んで、詳しい話を聞くために茶店にいたんだ。・・・まさか、そのときをおめえが、みてたとはなー。」
「・・・・・・。これを私に?」
「ああ。何を不安に思ってんのかしらねーけどよ。俺の恋人はおめえしかいねえ!!」
「だって、だって・・・、一度だって、好きだっていわれたことない!!」
「ばーか!!態度であらわしてんだろ?でも、テレくせえからって、いわなくてもわかってるなんて俺の勝手な言い分だわな。態度でだけじゃなく、言葉でもちゃんと伝えねーと、人の気持ちなんてわかんねーか・・・。俺だって、ちゃんとおめえの気持ちを言葉でほしいもんな。

・・・いいか?一度しかいわねーぞ!!
・・・パステル!!俺は、おめえが好きだ!!愛してる!俺の恋人になってくれ!!」
「・・・はい!!私もトラップのこと、大好きです。ううん、愛してます」

まさか、トラップがこんな素敵なプレゼントをくれるなんて!!
不安だった心は嘘みたいに晴れていた。


そうして、私たちは、水面に揺れる花に見守られながら、ずっと抱き合っていた。





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こちらは、フォーチュンクエストの非公式ファンサイトです。

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