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護る者ーーーー1

「うふふふ、あなたがあのクレイ・S・アンダーソンとトラップね?」
「・・・そうですけど?あなたは?」
にっこりと妖艶な笑顔で俺たちに近づいてきたのは、俺たちと同じ年くらいの美女と、あからさまに堅気の人間には見えない、数人の男達。
「うふふふふ、あら?ごめんなさい?私はジュリア。ジュリア・ドーソンよ。」
・・・ドーソン。その名前と男達の風貌に、俺の背中にひやりとした物がながれた。
「はじめまして?ジュリアさん。すみません、どこかでお会いしましたでしょうか?」
クレイが丁寧に挨拶をする。って、おい!!おめえ、ドーソンの名前にきがついてねえのかよ!!
「そうねー、お話しするのははじめてかしら?うふふ、私、あなた達の事が気に入ったのよ。ねえ?私といっしょにこない?」
「すみません。今日はこれからバイトがありますので。」
女は、すまなそうに頭を下げるクレイに気を良くしたのか、
「そう?残念ね。それじゃあ、今日は引き上げるわ。また会いに行きますからね?」
そういって、目の奥を光らせながら去っていった。
「・・・・・・なあ?トラップ、なんだったんだろうな?あの人。」
女たちが去った後、クレイがさも不思議そうな顔で聞いてきた。
「ば!!!バッキャロウ!!!おめえ、奴が誰だか、本当にわかってねえのか?」
「へ?有名な人なのか?」
「ドーソンだぞ?ドーソン!!てめえも冒険者の端くれなら、名前ぐらいきいたことがあるだろうが!!」
そういうと、不思議そうな顔をしていたクレイの顔が、見る見る青くなっていった。
「・・・・・・けど、なんで俺たちに会いに来たんだ?」
「・・・・・・言ってただろうが、気に入ったって。・・・・・・信じたかねえが、目をつけられたってことじゃねえのか?」
「・・・・・・・・・どうする?」
「・・・・・・・・やべえことに変わりはねえんだよ」


・・・ドーソン一家。冒険者をしてる人間にとって、いや、一般人にもその名前は知れ渡っている事だろう。
俺んちも、クレイの家も有名な家だ。冒険者にとって知らないやつはいねえくれえにな。そして、ドーソン一家も有名な一家だ。それも、俺らの家とは違い、いい意味ではなく悪い意味で。
あの一家に目をつけられたやつは、やばいんだよ。それも、本人だけではなく、周りもな。
気に入らない物はすべて抹消し、気に入った物はどんな事をしても手に入れる。
それは、物でも人でも同じ。それをなしえるだけの金と力と権力を有する一族、それがドーソン一家だった。
盗みや脅迫は当たり前、命を奪う事も簡単にする、そんな悪魔のような奴等。
ジュリアはそんなドーソン一家の一人娘のはず。
前に聞いた話だと、たまたま目に付いた小さな女の子の持っていたぬいぐるみをほしがり、嫌がった女の子の両腕を切断し、とりあげたこともあるらしい。その他にも耳を覆いたくなるような話ばかりを聞く。
どれだけ非道な行いをしてても、捕まえたり処罰されないのはそれだけ力があるということだ。
・・・・・・なんで、そんなやつらに目をつけられちまったんだ!!!
くそ!!!どうしたらいいんだよ?!
俺たちはひとまず、バイト先に今日はいけないことを告げると、これからのことを話し合った。
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こちらは、フォーチュンクエストの非公式ファンサイトです。

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